2014年12月16日火曜日

悟りの一歩手前の世界が有頂天


仏教の宇宙観である円盤のまん中にある山を須弥山(しゅみせん)といいます。

三味線ではありません。

三蔵法師は妙高山と訳したのだといい、新潟県にある妙高山はこれからとられた名前なのだそうです。

お寺の本堂の正面にある壇を須弥壇(しゅみだん)と呼ぶのは、この山を型とったところからきているのだとか。

人間の世界はこの山の裾にある島のひとつで、頂上には帝釈天をはじめとしていろいろな神様の住む世界があります。

悟りの一寸手前の世界、ほんの少し煩悩が残る世界を有頂天といいますが、「うまくいった喜びで夢中になっていること」「得意の絶頂の意味に」有頂天という表現として転用されています。

天にもいろいろあります。

 

 

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