2015年8月10日月曜日

効率よく苦手を克服する勉強法

医学博士で受験アドバイザーの福井一成さんが、脳科学の面から、脳科学的に正しい苦手克服法として、次の勉強法を勧めています。

【1】   音読勉強法……英単語、古文単語、公式などをなかなか覚えられない人は、「黙読」ではなく、「音読」すれば脳が活発に動き、暗記しやすくなる。耳栓をした状態で参考書の文章を指でなぞりながら、ささやき声で読むと、骨伝導で声が頭の中で大きく響くため、集中力がアップする。
【2】     右脳記憶法……感性、感覚をつかさどるといわれる右脳の記憶容量は、論理的働きをするとされる左脳の記憶容量の10倍以上あるため、右脳を受験勉強に利用すると、早く覚えられる。地理・歴史・化学・生物などの勉強は、最初に「イラスト・絵・写真」を見て、そのイメージを右脳で暗記。それから「本文・語句」を左脳で暗記する。
【3】     聴覚記憶法……【1】と【2】をミックスした勉強法。参考書を音読するときに、ICレコーダーに録音する。その音声を聞いて覚えるとき、左脳は「言語」として暗記するが、右脳は聞こえたままの「音」として暗記する。試験のときに左脳が答えの語句を思い出せなくても、右脳が覚えている音をきっかけに、左脳が語句を思い出せる。通学時や、疲れてベッドに寝転んでいるときにも聞くことができるため、時間の節約にもなる。

この暑さの中で受験勉強に励んでいる方たちが、少しでも効率よく成果をあげてくれるように願っております。

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