2015年10月14日水曜日

「国の交戦権はこれを認めない」とする国だから

何も知らないで、周りの言うことに流されている人というのは多い。知った上での判断であれば、民主的に決めるのが良いと思うが・・・
憲法違反だと声高に叫ぶ人は、条文を知ってか知らずか判らないが、日本国憲法の第9条を知っている人というのは少ないのではないだろうか?多分読んですらいない。
憲法9条
(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又(また)は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第一項は良いとして、第二項に遵うということを、本当に国民全員が肯っているのだろうか?殊に第二項の後段「国の交戦権は、これを認めない」ということは、平たく言えば他国が国として攻めてきたら、日本は国として戦ってはならない、ということである。
前段の戦力ということになると、殆どの国民が自衛隊を容認している。条文通りなら違憲ということになってしまわないのか?

お断りしておきますが、交戦権があって、戦争できるようにするのが良いと言いたいのではありません。戦争になったらお終いだと思うから、いかにそれを防ぐかは、真剣に考えねばならないと思う。

世界に類を見ないこの条文を良しとするか悪しとするか、真剣に考えたことのある人は殆ど居ないに等しいのではなかろうか。
現憲法下で、国を守るということになったら、選択肢は限られる。亡びても良いと言うなら別であるが、やられっぱなしでおめおめとは死ねないという人だってかなり居ると思う。。

次に、平和の象徴にして頼みに似ている国際連合: United Nationsについてであるが、国際連合憲章の下、1945年に設立された国際組織であり、主たる活動目的は国際平和の維持(安全保障)、そして経済や社会などに関する国際協力の実現である、ということになってはいる。
しかしながらその根幹をなしているのは、英語表記の「United Nations」の通り連合国という意味であり、第二次世界大戦中の枢軸国に対峙していた連合国が、自陣営を指す言葉として使用していたもの。それが継続して使用されているものである。
国連の敵国条項(日本はその対象国となっている)は、死文化しているとはいえ、削除されてはいない。
日本語においては戦時中の連合国と区別して「国際連合」と呼ばれるので芯にあるものを見落としてしまいがちだが、戦勝国側の権益を守るための側面が未だに強い。

その結果として、C国もK国も戦勝国であるという主張に拘る。
全世界が知っているように、C国は日本と戦って勝ったという事実はないし、終戦時に国ですらなかった。後に内戦を経て建国された。
K国も終戦時に戦勝国側に入れてくれと頼み込んだが、にべもなく断られ、建国がなったのはずっと後のことである。敗戦で武装解除した日本の反撃がない次期のどさくさまぎれに竹島に侵略し奪取したことをもって戦ったということにしないと、反日を国是とすることと合わせ、国の根幹が揺らいでしまうから、日本に竹島を返還することなど不可能ということになる。

日本が「国の交戦権」をもつことは最大の脅威となるから、有ること無いこといろんなカードを切って揺さぶりをかけるのは、そういう背景があることを理解していないと、判断を誤りかねないということも知っているべきだと思う。

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