2015年10月8日木曜日

赤の他人とは違う関係をつくるのには

極めて当たり前なことだと思うが、共感できる人に対するのと赤の他人に対するのでは、同じ事柄であっても対応の仕方が違う。
共感できる人であれば、何か問題があっても協調しようとすることもできるし我慢することもできる
私たちは「同じことを一緒に行う」という単純な行動をすることで、感情的にかなり影響を受けやすいようです。
軍事教練では、集団で同じ動作をし、ある命令に対して同じ反応をする、ということが繰り返し行われますし、幼児教育でも組み体操など同じ動作をみんなでやることを熱心にやります。
こうしたことで、一種の社会的、同族的な「共感」が生まれる効果がある。
企業社会も似たようなものです。
これが全くの「赤の他人」ということになると、知らず知らずに強いストレスを互いに与えあってているとも考えられます。

これについて、カナダのマギル大学(McGill University)というところの研究者が、学生を使って多種多様な楽器をそれぞれのプレーヤーが担当し、一緒にバンドを組んで演奏をする、という実験をしたところ、一緒にした「赤の他人」と、ゲームをしない全くの「赤の他人」とで「共感」の度合いが違ったのだという。
研究によると、一緒にゲームを15分もやれば、全くの「赤の他人」よりもずっとお互いに対して「共感」できるようになったのだとか。
親しくなる為には、同じ釜の飯を食うのが効果的ということでもある。

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