2019年6月24日月曜日

足元が見えていない?


国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、昨年の世界の半導体素材市場の規模は5194000万ドルで、過去最高値(2011年の471億ドル)を更新した。
記事によると、半導体素材産業について「市場低迷期に強い上、好況期にも需要増加による高成長が見込まれるため狙い目の産業」と評価している。
半導体製品の不況が言われるようになっているが、半導体そのものには将来性があるのである。

現在、同産業の大部分は日本企業が占有している。
高純度フッ化水素は世界の需要の90%を日本企業が生産している。同産業で最も規模の大きいシリコンウエハーも、日本企業が約60%占めている。
日本企業が同産業を占有できている理由は、「長期間にわたる研究開発により多くの技術を有している上、地道な投資により新たな素材開発でも先を行っている」からであり、パクルことでは追いつけまい。
さらに言えば、半導体の製造には精密な機械設備やロボットが必要であるが、これも日本抜きでは成り立たない。足元を見てみればそういうことではないのか。
韓国では、半導体分野で日本を抜いたと勘違いして威張っているようだが、時間と費用がかかる基礎研究を疎かにしてきたのだから、日本に敵うわけがない。今から頑張ったって追いつけはしまい。

韓国は、半導体製造で日本なにするものぞとここ数年鼻息が荒かったが、日本を敵視していたら素材が手に入らなくなる恐れがあるばかりでなく、半導体製品の不況が囁かれる今、基礎研究や基幹技術が育っていない状態で、この先の目途を立てるのは難しかろう。
日本が協力することに金輪際嫌気が指してしまっているから自力でやるよりないだろうが、簡単にできるようなものではないから、大きく立ち遅れることになろう。

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