2019年6月26日水曜日

恨みごとが原点だから


観光地で、韓国人らしきグループを見かけた。
このところの日韓関係を知っているのか、かなり控えめに振舞っていた。
日本が好きでやってきたのであろうし、マナーを守っているのなら殊更に避けることもない。
アンニョンハセヨ(こんにちは)」と声をかけるとホッとしたような顔をした。
「他に韓国語を知っているか」と聞くから、「ケンチャナヨ」と答えたら、複雑な顔をした。
ケンチャナヨは大丈夫という意味であるが、ケンチャナヨ精神っていわれるように、韓国の国民性を表す言葉でもあり、いい意味でおおらか、悪い意味で適当ということである。

現在の日韓関係は、双方ともに相手国が嫌いだという人が7割以上を占めるという冷え切った状態に陥っている。
原因は全て韓国側に起因している。数年前までの日本人は、韓国に対して寛容であった。
やりたい放題で日本を敵視していても、困ると日本に擦り寄って来る。
そのときに言う言葉は決まっている。「韓国人は日本のことが好きなのだけれど、政府が悪いから、本音では好きでも建前上反日にならざるを得ない」というのである。
そんなわけがあるまい。そういう政府を選んだのは韓国人たちであり、現に政権の支持率が下がると反日政策をとることで何代もの大統領は凌いできたのである。
即ち、韓国民の根本にあるのは反日ということに外ならない。
70年にもわたる幼少期からの反日刷り込み教育の結果が、友好関係に戻れるわけがない。

日韓併合時代は、李氏朝鮮のヤンバンによる悪政から逃れることができて、多くの朝鮮人は喜んでいたのである。
そういう経験をした人たちが年代を経るにつれて、真実を伝えることをできる人が減ることにより、捏造教育を信じる人の方が増えてしまったのだからどうしようもない。
韓国が戦後に独立したときに、政権を手にした人たちの多くがヤンバン出身者だったのであろう。
彼らは、何百年も続いた属国としての境遇下で虐げられてきたが、自ら立ち上がることは一度もないまま、恨みごとだけが血に染みついてしまっていた。
それでも彼らは李氏朝鮮時代の権益を復活させるためには、反日を叫ぶしかなかったというのが不幸の出発である。
反日であるなら、どこかで理性に立ち返ることができたかもしれないが、感情的に「恨日」を煽ったのだから、精神まで病むことに繋がってしまった。
日本だって韓国どころではない焼け野原から出発したのだけれど、掲げた志の高さが違ったのだという以外ない。

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