2019年6月27日木曜日

選ぶことができる能力があった


日本は諸外国から多くを学んだのは間違いない。
古くは中国からの文化を得たが、遣隋使・遣唐使・留学僧など、こちらから学びに行った。
韓国人が自慢気に日本に教えてやったというが、中国の物が半島経由で来たことがあったとしても、韓国から学んだものなど殆どあるまい。
半島経由のものが正しい状態であったとも思えない。

日本は、中国に限らず南方方面或いは西洋からのものも入ってきたが、取り敢えずは受け入れても取捨選択はしたし、取り入れたものであってもより優れたものに発展させた。
小中華を自称する朝鮮と違い、中国発祥の科挙の制度や宦官などの身分の者は受け付けなかった。
こんなものに捉われていた国は、制度が硬直化して発展できなかった。
キリスト教ですら、日本に合うようなものに替えてしまったのである。
いずれにしろ、我が国は工夫を加えることで独自のものに発展させた。
急速に押し寄せる西洋の文化に対応して近代化を図ることができた下地は、そんなところに培われていた。
だから極東の小さな島国でありながら植民地化を免れたのである。

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