2019年9月18日水曜日

近隣諸国が難しい


日露首脳会談は何回催されても、望ましい状態にはならないが、そうかといってむざむざ北方領土を獲られっ放しというわけにはいかない。
首脳会談はするがロシアが欲しいのは日本の資金と技術であって、領土の返還は目先にチラつかせるだけで、本気で返す気は無さそうである。
日本相手になら何をやっても平気という風潮が、世界に行きわたってしまっているのではなかろうか。

日露の人口はほぼ拮抗しているが、領土は日本の約45倍もあり、資源も多い。
それなのに、GDPは日本が世界第3位の4,971,929ドルなのに対し、ロシアは世界第11位の1,630,659ドルということで、戦後70年も経つのに韓国とほぼ同じである。
日本の援助なしのロシア独力での発展は、かなり難しいのではなかろうか。

日ソ不可侵条約を一方的に反故にして、終戦で戦うことを止めていた日本の背後から襲い掛かり、侵略して奪った北方領土を、戦争により正当に得た結果だと嘯いている。
カラフト南部は、戦後にやむなく領有を放棄せざるを得なかったが、ここもそもそもは日本固有の領土であった。
日本兵を無法にも強制連行して、シベリアで過酷な労働に従事させたことへの謝罪はおろか、賠償なぞ全く意識もしていない。

神様はよくご覧になっていて、そういうことだから日露の格差がついたのだと思う。
日本の隣国は何故か約束を約束とも思わない国が多いから、外交には用心しなければならないのが何とも難儀なことである。

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