2019年11月8日金曜日

バグダディ急襲


2019112 - 激派組織「イスラム国」(IS)の指導者、アブバクル・バグダディが、米軍の急襲を受けて死亡した。

以前に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者だったウサマ・ビン ラディンOsama bin Laden)が潜伏先のパキスタンで急襲した米海軍特殊部隊米軍の作戦により殺害されたことが彷彿される。

それと共に思い起こされるのが、立ち消えになっているかに見える金正恩氏への斬首作戦である。
米国が北朝鮮の核兵器全廃を要求しているのは、このところ急いでいないように振舞っているにしても、本気であることは間違いない。そこに人権問題も絡んでいる。
米軍が何だかんだ言われながらも中東から軍を撤退させていることを軽く見ることはできない。

米朝会談の進展に何かと非協力的な韓国の動きを見て、もはや韓国に配慮することなく米国が作戦行動に走ることが全くないとは思えない状況が醸成されている。
米朝は北朝鮮と停戦しているだけであって、終戦協定が結ばれているわけでないことを無視するわけにはいかない。
文大統領は、そこらへんの微妙な関係を読み間違っていないだろうか?
好き勝手なことを言っていると、韓国抜きでの作戦が実行されてしまう危惧ということは念頭にないのだろうか?Gソミア等がいい例である。

米軍駐留経費もそうである。負担額は少ない方が良いに決まっているが、それがおんぶに抱っこだという側面があることに気づいていない。米韓は2月、2019年の米軍の駐留経費について韓国が18年比8%増の約1389億ウォン(約910億円)を負担することで合意した。これまで5年だった駐留経費の合意期間を1年に短縮し、米側が増額を要求する余地を残している。
韓国の中央日報は7月末、米国は次期駐留経費の交渉で2月の合意額の5倍超にあたる50億ドル(約5300億円)を要求する方針を決めたと報じた。同月23日に韓国を訪問したボルトン米大統領補佐官は韓国側との会談で「防衛費負担の増額の必要性を強調した」という。
韓国は日本の防衛費に匹敵する軍事費を計上しているにもかかわらず、米軍への支出には猛反対しているのだという。
韓国の防衛は、米軍によって担保されていることは現実的な見方だと思うが、それに感謝するどころか離米政策を採っているようにも見えるから、米国の信頼を落としているのではないのか?
日本はどうかというと、防衛省は2015年度の在日米軍駐留経費について日本側の負担割合は86.4%と試算した。民進党の後藤祐一衆院議員の請求に応じ ... 26日の衆院予算委員会で提示した。総額は約2210億円で、そのうち日本が約1910億円を支出している
額が大きいのもさることながら、日本に駐留している米軍は駐韓米軍が韓国のみを防衛しているのと違って、日本の防衛のみならずインド・太平洋・中東までをカバーする戦略的な要衝としての意味を持っているのであるから、同列には論じられない。重要度が全く違うので

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