2019年12月10日火曜日

その気がない相手との関係改善は難しい


日韓関係が最悪の状況下にあるというのは、日本の右派も左派も、韓国のそれも、同様なのではなかろうか?
そうは言っても、どちらの国にも相手国を理解し好きだという人が居ることも確かであろう。
世の中はどこでもそうだし何に対してもそうだが、100%ということはない。
しかし、ここ数年の傾向に対する責任は、全て韓国側に起因するのではないかと思っている。
日本側が如何に譲歩しようが、如何に仲良くしようと努力しようが、それらが良い方向に進むことはなかった。相手国にその気が全くないのだから仕方がない。
日韓は仲良くしなければならないというけれど、韓国側のそれは日本を利用するためであることが見え見えである。

日本側で友好を唱える人の意見は、大きく分けて二つある。
その一つは、大昔から隣国としての誼を通じてきたのであり、隣人として仲良くすべきだ、というものである。
しかし、ものの考え方や捉え方は全く違うし、文化も違うし、性格的な共通点だと思えるものは少ない。何よりも違うのは、自分の勝手な思い込み通りにことが運ばないと、それは全部相手のせいにして恨むという性状。
そんな相手がこちらを嫌いだと公言しているのに、仲良くできる方法はない。のっけから無理なのであるとしか思えない。

その二つ目は、地政学的に境界線の安全保障を考えたとき、ゆるがせにできない国だ、という主張である。一理ある。
だからと言って、彼らの言うことを何でもかんでも聞かねばならないということにはなるまい。
歴史上の中国は、朝鮮半島を属国として扱いはしたが、自国に組み込もうとまではしなかった。
組み入れたくなるような魅力を感じていなかったし、面倒な民の国だと思っていた。
今の中国がチベットやウイグルに対してとっている政策を考えると、隔絶の感がある。
もう一つの隣国であるロシアは、覇権のために不凍港がどうしても必要であり、その為に南下して朝鮮半島を占領しようとしていた。征服してしまえば次の狙いも達成しやすい。
日清・日露戦争の原因であった。

残念乍ら韓国にはその双方の国に対して対抗できる力は皆無であったし、そうしようとする気概もまた乏しかった。
歴史にifはないというが、もし日韓併合というものがなかったら、どう考えてみても韓国が独立国として今のように存在していることはなかったろう。
産業基盤がなくて経済的には極貧状態であったし、人口も少なかったし、識字率は4%ともいわれているくらい教育程度は低かったし、国民同士での協調性はないし、鎧袖一触跡形も残らず外敵に飲み込まれたであろう。日本の統治は、それとは全く違って彼の国に近代化を齎した。
日本がなくても自力でそれはできたと彼らは今頃になって言い張るが、事実認識がまるでできていない。

戦後に棚ぼた式に独立したという経緯もあって、ときの政権は反日歪曲教育をせざるを得なかったのかも知れないが、程度を逸脱しすぎた。その弊害を、いま負っているのだとしか評価のしようがない。
歴史の真実を知ることがまず必要である。
何もかも日本の併合政策が良かったなどというつもりはないし、日本に感謝しろともいうつもりもない。
しかし、日本を恨み続けるのは筋違いだというくらいは解かるのではないだろうか?

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