2019年12月31日火曜日

アジア諸国から嫌われている?


世界各地で起こっている紛争の多くは、植民地支配国が行った分断統治の影響が今に至るも色濃く残っているからだと思えてならない。
分断統治とは、被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避けることができることや、最小限の武力で支配を可能にする効率的な方法であった。それはかなり卑劣なものであったことは間違いない。
統治者が被統治者間の人種、言語、階層、宗教、イデオロギー、地理的、経済的利害などに基づく対立、抗争を助長して、被支配国住民の連帯性を弱め、支配に有利な条件をつくりだすことをねらいとし、植民地経営などに利用された。
19世紀以降の欧米による植民地経営は、この原理をよく応用している。
イギリスはインドで、人種、宗教、地域の差異で分割した集団を互いに反目させることにより長期の統治に成功した。
ミャンマーの少数民族問題長期化も英国の分割統治がビルマ族を抑圧して少数民族を優遇したことに始まる。ビアフラ戦争もイギリス植民地時代の分割統治による東部のイボ族と北部のハウサ族との部族対立が最大の原因である。
ベルギーやドイツは、ルワンダ・ブルジにおいてフツとツチに格差をもうけ、少数派のツチを中間的な支配層とした。これがルワンダ虐殺の遠因となったともいわれる。
東南アジア諸国においては、中国人を連れてきて現地人の上位に据え、彼らを通じて過酷な略奪を恣にした。人間という者は哀しいもので、他社より少しでも優位に遇されると、その利権を行使して走狗として働く。
日本が東南アジアに進軍した時、戦った相手は植民地支配をしている白人であったから、現地人は日本軍に協力的であった。
白人を駆逐した後は、現地人の教育訓練に力を注ぎ、自分たちの力による独立を援助した。
だから、東南アジア諸国は日本を恨んで等いない。恨んでいるのはそこに住んで利権を貪っていた華僑たちであることを、何故か日本では隠そうとしている。
韓国と中国が反日なのは、そういう教育を徹底しているのだから仕方ないとしても、それ以外の国々は公正に日本を評価してくれているのだと知った方が良い。
反日に躍起になっているのは、韓国と一部日本人だけなのではないのか?

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