2019年12月3日火曜日

むかしは戦争をして領土を広げた


昔は戦争をして領土を広げることなぞ当たり前であった。占領したり占領され返したりの繰り返しであった。
時代が進み意識が変わってくると、フランスのように人は生まれながらに平等であるという思想の下に組まれた軍は他国を圧倒し、ナポレオンは連戦連勝を重ねた時代もあった。
圧倒的な恐怖を植え付けることで版図を広げたモンゴルなどというのもあったが、いずれにしろ長続きはしなかった。

産業革命後や大航海時代の後は、隣国との争いではなく、海を越えたところに侵略し、そこを植民地化することで版図を広げた。
広さを挙げれば、イギリス帝国(大英帝国)・ロシア帝国・スペイン帝国・元・清・フランス植民地帝国・ポルトガル海上帝国などなどがあるが、そこには先住民が定着していたし、文化を持つ国々であったが、近代兵器により制圧したことは間違いない。
それらの国に支配された国々は、今も扮装を引きずっているところが多い。

日本も一時は南洋諸島に進出し広大な面積を得ていたが、日本が戦った相手は原住民族ではなく、植民地支配をしていた国々であったから、日本軍の実力以上の戦果を上げることができたのは当然であったのかも知れない。
戦後それらの国々は元の宗主国に戻ることなく、その殆どは独立を果たした。それにより凋落した国が出たのは歴史の成り行きであろう。

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