2019年12月5日木曜日

これからの処理が大変


外交問題については全くの素人だが、素人なりに気づくこともある。

韓国は米中朝の思惑を見定めることができず、例によって自国に都合が良いように解釈して動いき、立ち往生しただけなのではなかろうか?
Gソミアの破棄などを打ち出したのがその好例といえる。
韓国が考えたのが韓国語で言うところのコンノリペ(どちらに転んでも損しない)。
即ち、Gソミア破棄ができれば中国が喜び、それを防ごうとして米国が動けば日本を屈服させる動きにつながるから、韓国は損をしないと読んだ。
しかし、日本の輸出規制は戦略物資が横流しされることを防御するためのものであるから交換条件にはならず、そこに米国が手を入れてくる筈がない。

中国は米中貿易戦争のさなかでもあり、韓国の思惑に乗って軽々しくは動かないばかりでなく、南北朝鮮が統一されて中国側に組み込まれることは、その民族性が隣国だけによく解っているから面倒だと思っている。
このまま韓・朝が別れてせめぎ合っている方がコントロールしやすい。

北朝鮮は、統一後に朝・韓で中国に対する忠誠競争を強いられるであろうことを嫌う。
しかも、米軍は南北に対する問題だけではなく、国連軍の代表として駐留しているのであるから、米国一国だけの考え方で動く筈がない。

総合的に判断することができたら、Gソミア破棄のカードなど持ち出すべきではなかった。
結果として国の信用を大きく損なっただけであり、その影響は今後に響く。

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