2021年2月12日金曜日

誰もがその解説を受け入れているわけではない

 

ジャーナリストを称しているI氏が、TVでの発言を批判され、自身のyoutubeで必死に言い訳しているのだというが、低評価の方が多くて炎上しているらしい。

以前から、TV番組上で上から目線で解説されることに嘘が多いと頻繁に指摘されていた。

それらは、政治とか世界情勢などに限らず、一般知識・科学などにも及ぶことから、「よくこれだけ多くの知識を持っているものだ。」と視聴者を感心させていたようだが、それはその場に集められている芸能人たちを前に解説しているものであって、首をかしげてしまうような説明も多かった。

今回槍玉にあがったのは、「トランプ大統領は人権問題に前向きではなかった」と言ったからである。

人権問題に対しては、トランプ前大統領はとても熱心に取り組んでいたのを知らなかったというのでは、ジャーナリストとしては通用しまい。

北朝鮮による拉致被害者の一人である横田恵さんのご両親及び、拉致被害者の会の人たちと直接面会し、その話を聞いてくれただけでなく、横田咲江さんには直筆の手紙まで寄せられている。さらに国連の場で、この北朝鮮拉致被害の問題を取り上げてくれたのも彼であり、そんな政治家は他にいない。

チベット・ウイグル等、中共政府により違法に占拠され隷属化されている国々のことを習近平に直談判し、実際に解決のために経済的制裁を加えていたのも彼である。これにより米中関係が悪化することが明白であっても、そうしたのである。

トランプ批判はボルトン氏の暴露本を根拠にしているのだと主張しているが、独自の取材力が弱いのではないかと感じる。

大統領選挙のときの解説も米国メディアの報道のみの受け売りに偏っていたように思う。

一般人でさえもっと多方面の情報源を持っていたように感じている。

厳しい言い方かも知れないが、どこが情報源か判らない間違った見解であっても「さも事実かのように」上手に解説する彼によって、誤った情報を植え付けられてもそれを信じてしまう日本人は、不幸だと思えてならない。

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