2021年2月2日火曜日

国旗を燃やされたり足蹴にされたのでは

 

江戸時代の1854年(安政元年)に、日本船の船印として幕府に採用された「日章(日の丸)」の幟は、1859年(安政6年)に「日章」の旗(「日章旗」)になり、また事実上の日本の国旗(御国総標)となった。

開国以降、この日章旗は維新政府のもと1870年2月27日(明治3年1月27日)の「明治3年太政官布告第57号」で「御国旗(御國旗)」(=商船旗・軍艦旗)とされ、改めて日本の国旗として扱われるようになった。もともと「白地に赤丸(日章)」の意匠は平安時代末期から使用され、また縁起物として江戸時代当時には広く普及していたものであり、日章旗の意匠自体はこれに由来する。

1870417日、明治天皇が東京駒場野において薩摩藩・長州藩など各藩兵の調練を視察することとなったが、日本の軍隊を表象し兵士の意気を顕揚するためとして陸軍初の聯隊旗が用いられた。この際に用いられたのが16条の光線を描いた旭日旗である。この旗は当日のみの使用であったが、613日(明治3年5月15日)の「明治3年太政官布告第355号」で「陸軍御国旗」として同じ意匠の旗が採用された。この陸軍御国旗は、日章を日章旗と同じく中央に配置し、光条(線)の数を皇室の紋章である十六葉(弁)八重表菊(菊花紋章)と同じく16(紅白で八重と見立てた場合も同じく32)とした十六条旭日旗であり、兵部省(陸軍省の前身)において考案された。これは日章旗を幕府陸軍が軍旗として採用したため、それと敵対した新政府軍の系譜たる陸軍に新たな象徴たる軍旗(=旭日旗)が必要とされたことによる。

 

 2018年の国際観艦式もだが、文在寅が所属する与党・共に民主党が「旭日旗禁止法案」をまとめたことがある。 《旭日旗をはじめとする帝国主義及び戦争犯罪を象徴する服、旗、マスコット、その他の小道具を製作・流布し、又は公共交通手段・公演・集会その他公衆が密集する場所に貼り、または着、もしくは有する者は、2年以下の懲役もしくは禁錮又は300万ウォン(28万円)以下の罰金に処する》という内容だ。  呆れるほどの法律だが、この時は提案だけで終わった。

 

韓国で芸能人や有名人が旭日旗や光条模様に似た衣装やアクセサリーを着用すると、根拠のない非難に晒される。非難は感情亭で、歴史を知らないことによるとしか言いようがない。

韓国政界は、国民の目を逸らす為に使う恨みの対象が必要になると、反日カードを取り出して国民を扇動する。

旭日旗や光条模様が、韓国人がいうように植民支配、軍国主義の象徴なら、かつてアフリカや弱小国を相手に搾取と非人間的支配を行った英国など欧州強大国の象徴物は、どのように解釈されるのだろうか。

だいたいからして朝鮮は、日本と一度たりも戦ったことがない。そんな気概を見せたこともあるまい。韓国のみが旭日旗を「戦犯旗」などと名づけて日本を貶めるプロパガンダの材料としているだけである。

諸外国で日章旗に似たデザインを使っているのを見つけると、韓国民は火病を起こし、国を挙げて抗議するから、それをされた側はその粘着性への対応が厄介だとして使用をとりやめるだけのことであり、韓国の主張を認めたわけではない。面倒臭い国であり国民であるとして益々嫌われる結果を残しているだけである。

 

オリンピックを控え、またぞろ騒ぎを起こすであろうが、他国の国旗を燃やしたり破いたりするような下品な国を、いつまでも許していてはならない。

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