2021年4月10日土曜日

米中だけで済む話ばかりではないから

 

中国の王毅外相が日本の茂木外相との電話会談で「日本は大国の対決に関わるな」と、例によって脅しまがいのことを並べ立てたようである。

日本が中国から遠ざかるのは、国益上どうしても避けたいということか?

しかし、世界各国間の関係は、経済だけで成り立っているわけではない。

その前段階に安全保障というものがある。

経済圏として大きいから、各国は中国との商取引での利益ばかり優先した結果、その利益を軍事費の増強に向けてきた中国の戦狼外交の前に後退を余儀なくさせられている状況がある。

自由で開かれた太平洋という価値観を共有する国々がクワッドを形成しなくてはならないのは当然の流れではないのか?

国連も大して役に立たず、世界中で紛争の種がつきないが、これらの背景には拒否権をもつ常任理事国の思惑が常にあるから、利害関係が錯綜して収拾がつかない。

世界193か国の国々のなかには、中国の札束攻勢で抱き込まれてしまっているように見える国もある。

軍事力を恐れて好き勝手にさせていては、平和は保てない。

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