2021年4月21日水曜日

真剣にやってきた人たちは怒るわな

 

長年月かけて科学的に検証し、政治的に決断したものを、根拠も示さず感情的に反対のみを煽るのは、放射能というものに恐れを抱いている人たちを恐怖による支配下に組み敷こうとしている思惑のようにしか思えない。

言論の自由というのはあるにしても、事実に基づかない主張が含まれているとしたら、そこは真摯に反省し、訂正あって然るべしだと思う。

 

衆議院・細野豪志議員(49)が18日、ツイッターで福島第一原発の処理水海洋放出をめぐるTBS系「サンデーモーニング」の報道を批判したという。

名指しでそれをしたというのは、よほど思い余ってのことのように思える。 

細野氏は同番組内での中央大学・目加田教授のコメントを問題視。「サンデーモーニングの処理水についての目加田説子氏のコメントがひどい」と抗議した。

また「『海洋放出以外の方法やコストを検討していない』というが、→ALPS小委で散々やった。さらには、『処理水の放出を認めたら燃料デブリもしそう』と言い放ったのに対しても→同列に扱うわけがない」。とした上で、「全く前提知識のない人を知識人として地上波でコメントさせる弊害」と番組内での目加田教授のコメントと事実関係を解説しながら、その姿勢を批判した。ちなみに目加田氏は政治学者である。

細野氏は民主党時代、原発事故及び再発防止担当大臣を務めるなど、原発問題に長く携わってきている。

目加田氏は番組で「トリチウムの半減期は短いので、健康には大きな被害はないんだと言われてますが、分からないこともたくさんある。そうではないという研究者もいる」と前置きし、その上で「海洋放出以外にオプションはなかったのかな。どんなことを検討して、それぞれにどれだけのコストがかかるのかとか、最終的に海洋放出に至ったという経緯の説明もほとんどないというのはあまりにも乱暴では」とコメントしたのだという。さらに、「海洋放出をスルーしてしまえば、膨大な放射性廃棄物の処理も今後『いいんじゃないか、捨てちゃえ』っていう話になりかねない」とも語っていた。このコメントの方が乱暴なのではないのか?

細野氏は「『海洋放出以外の方法やコストを検討していない』→ALPS小委で散々やった」。「『処理水の放出を認めたら燃料デブリもしそう』→同列に扱うわけがない」とそれぞれについて反論。「全く前提知識のない人を知識人として地上波でコメントさせる弊害。」と逆に批判した。

細野氏は2011年の東日本大震災後に、民主党政権下で原子力発電所事故再発防止・収束のための内閣府特命担当大臣を務めていた。

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