2021年4月18日日曜日

寺社でよく目にするが

 

寺社、ことに密教系の寺を訪ねると曼荼羅というのを目にする。

有難いものとして敬いはするが、それが何であるかを知る人は殆どいないのではなかろうか。

曼荼羅とは、仏教の中でも特に密教で考えられている世界を絵柄で表したものだという。

曼荼羅には幾つかの種類があり、宗派などによってその絵柄や世界観には違いがあるのだとか。

日本独自の宗教である神道系の垂迹曼荼羅というものまであるから、その種類や内容は多岐にわたるが、一般的には密教の幾何学的な図柄の曼荼羅を示している。

代表的なものは大日経を示した「胎蔵界曼荼羅」と金剛頂経を示した「金剛界曼荼羅」。
それぞれの曼荼羅によってその内容や表現方法には違いがあるが、どの曼荼羅でも単純な絵柄ではなく、その絵柄や文字が意味をなしており、世界観・宇宙観・悟りの境地などがわかりやすく示されているのだというが、それを知ろうとする人は少ない。

曼荼羅は、サンスクリット後のmandalaの音写したもので、本来の意味としては「本質・中心などを持つもの」として表現されてるのだという。

仏の名前が一杯描かれているから、一般人の理解を越える。

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