2021年4月8日木曜日

 日本側が怒るのは無理がない

国際法上の慣習を無視して赴任してきた韓国のカンチャンイル氏は、アグレマンどころか信任状奉呈式まで勝手に延期した。

「アグレマン」は、(仏語「Agrément」で承認・同意の意。英語の「agreement」)とは、相手国の派遣する大使に最高水準の外交官特権の付与が相応しいか否かを審査するものである。

外交官特権を悪用して国内で犯罪や反国家的言動を犯しうる人物を拒絶出来る主権国家としての権利でもある。 通常、相手国のアグレマン承認がなされるまでは、大使人事と言うものは非公開とされ、万が一マスメディア等に情報が流出してもノーコメントと言うのが国際的な慣例である。 つまりアグレマン承認すると言うのは、日本国家が少なくとも最高水準の外交官特権を与えて、自国で大使として受け入れるのに相応しい人物だと承認したことを意味する。

日本政府が彼のアグレマン承認に躊躇したのは、以下のような反日的な言動を見せてきたとされている。

(1) 20115月、日本の許可無く北方領土「国後島」を訪問して、ロシアの領有権を支持した。

(2) 国会議員として日本の右翼人物だと見なした日本人のリストを作成して、韓国への入国禁止を法務部(法務省)の出入国管理担当部署に求めた。

(3) 2015年末、朴槿恵政権での慰安婦合意の無効化を強く主張した。

(4) その際に天皇を「日王」呼ばわりし、かつてのイ・ミョンバク(李明博)元大統領の如く、跪いて謝罪しろと要求した。

(5) 20192月、韓日議員連盟会長として訪日した際に重ねて天皇への謝罪要求と共に、天皇は戦争犯罪の主犯だと韓国人は見なしていると主張した。

(6) 20197月、その直前に日本政府が行った輸出規制(韓国からみると経済制裁)について日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIAGeneral Security of Military Information Agreement)の破棄を主張した。

 

信任状さえ奉呈できていない大使が、外務大臣や総理大臣と面会できるわけがない。

外交活動だって正式にはできないのではないのか。

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