鬼に鉄棒ではなく、鬼に金棒。
「鬼に金棒(おに に かなぼう)」で知られる鬼が持つ金棒は、金砕棒のことである。
そもそも鬼は牙と角を備えていて、他に類を持たない強さを誇る。それが金砕棒を携えたら、もはや最強である。
日本はODAによる援助を皮切りに、経済的にも技術的にも中国との友好と発展のために尽くしてきたが、それで得た利益を軍備の増強に振り向け、それを日本や近隣諸国への脅威として使うようになってしまっている現状をみると、これまでの接し方に問題があったのだとするしかない。
企業が中国に進出して経済発展に貢献したが、そこで挙げられた利益は国外に持ち出せず、進出した企業の技術やノウハウも抜き取られ放題抜き取られた。
目先の利益ばかりを重視していればそうなる。
共栄はこちら側の希望であったが、結果は逆になっている。
世界で通用する商慣習は無視し、中国だけに有利に働く現状は、看過できなくなっている。
平和の方向に向かうなら文句はいえないが、香港やチベット・ウイグルに対する圧政を見ていれば解る通り、見過ごしていればいずれは自由など話題にもできなくなる。
最小限でも、尖閣や台湾などへの侵犯は防がなくてはならない。
日本はそろそろ金棒を本気で持たなくてはならないのではなかろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿