2016年1月26日火曜日

エイヤッとばかりに目をつぶってまで結婚してしまう時代もあったが

結婚しなくても良いという若者が多い。お互いが好きになるということはないのだろうか?
無理して結婚しなくてはならないことはないが・・・

振り返ってみると、昔の若い男女たちは、お互いが好きになるといつも一緒に居たいと願って、それが結婚に至った。
食べられるか食べられないかよりも先に、互いが好きかどうか、一緒に居たいかどうかであった。
男は懸命に働いて、何もないところから始めた家庭を立派に成り立たせられるように努力したし、女はそれを支える思いやりと優しさをもって協力しあった。
成功者と言われる人たちの多くは、勇気をもって家庭を築こうと一歩踏み出したところから始まっているのだと思う。
彼らの世代が、日本の戦後の急速な経済発展をなしたことに疑いはもてない。

最近の若い男性を見ていて感じることは、冷めた目で女性を見ているのではないかということ。
女性の方も、自分が努力して一定の地歩を固めた同性を基準にし、自分の事は棚に上げてそれを保障できそうかどうかで男を品定めして、それで良いとしている節が見える。
自分も参加して何かを作り上げようとしている気配をみせないということである。

女性の要求水準が自己に見合わず高いから、男は最初から諦めてしまっているようにも見えてならない。
泥まみれになってでも取り組もうとするのは、格好悪いという風潮もありそうだ。
苦労は、最初からしたくはない。

それが悪いというつもりは毛頭ない。時代も違うし、考えることも違って当然です。
理想は高く掲げなければ、進歩発展はないからということもある。
しかし、勇気をもって始めなければ、なにごともできないのはいうまでもない。
やる気を起こさせるのは、互いを認め励まし合う優しさなのだと思うが、乱暴な言葉づかいをしている中から、それらは生まれてこないのだと思う。

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