2016年1月31日日曜日

化石燃料ではないとしたら

何十年も前の、我々がまだ子供だった頃から「後20~30年後には、石油資源は枯渇する。」といわれていた。
しかしながら、そういわれて来たにも拘わらず、50年を経ても一向に無くなる気配を見せない。
それどころか、いろんな理由はあるにしても、原油価格は下がり続けている。
少ないものは値段が高くなるのが理屈であり、無くなるというなら大体エネルギーの開発は急務となる筈が、石油以外のものに進むのには、制約が多そうなのは何故なのだろう?

石油資源はまだまだ沢山有るということなのか、それ以外のことに進むと既存の利権に影響するからということなのか、今一釈然としない。

石油の起源として最有力なのが「有機起源説」である。植物が地下の高温高圧により、石油になったという説のことです。昔はそう教わった。
これだとすると、地下に埋まっている植物に限りがあるので有限ということになる。
しかし、最近その説を否定するような証拠がいくつか出てきているのだという。

それらの証拠から、新たに提唱されたのが「無機起源説」であり、それは地下深くにある岩石に含まれる炭素化合物から石油が出来る、という説です。
地下深くにある岩石にだって確かに限りはあるが、その量は膨大であるから、ほぼ無尽蔵に近いくらい石油が出てくるということになる。

有機起源説・無機起源説、どちらが正しいかはわかりませんが、無機起源説が証明されれば、石油資源は、ほぼ枯渇しないことになるから、エネルギー政策は急を要しないということになる。

そうは言っても、わが国はエネルギー源の殆どを他国に頼っているから、安全保障上の問題はついてまわる。
自前のエネルギー源は、どうやらありそうなのだが、開発には何か問題があるのだろうか。

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