2016年7月16日土曜日

ブータン王国は世界一幸せな国だといわれていたが

南シナ海における中国の横暴は、ニュースに取り上げられているけれど、マスコミが殆ど報道しない問題というのは他にもある。
例えばブータン。

311の東日本大震災の後に、国王・王妃が来日され、日本国民に哀悼の意を表わして下さいましたことでも知られる親日国。
世界一幸せな国といわれてもいるが、現実はかなり厳しい。

ヒマラヤ山脈の南、中国とインドに挟まれた九州ほどの国土に約76万人が暮らす王国であるが、中国(チベット自治区)と接するブータン北西部の領土に中国の人民解放軍がじわじわと侵入し、国土の約20%がすでに不法占拠され、領土を実効支配されているらしい。
家を作り、施設を構築し、道路も敷いてとやりたい放題だが、ブータンは小国であり、軍隊はあるといっても、とてものこと中国人民解放軍に対抗できるわけがない。

実質的に不法占拠された中国領になってしまったことによる以前との差は、約8,000平方キロ。兵庫県とほぼ同じ広さである。

核兵器を持つ大国だからといって野放しにしておいて良い筈がないが、こういう国が周辺諸国のどこにその矛先を向けるかということに無関心でいるわけにはいかないが、これも報道しない自由のうちにはいるのだろうか?

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