2016年7月9日土曜日

民度の高さはどこからくる?

「他人様に迷惑をかけないようにしなさい。」
「誰が見ていなくても、お天道様はお見透しだからね。」
「我慢しなさい。」
古来からこの三つが、親の教えの基本にあったように思います。
世界が称賛する日本人の民度の高さは、これらが長く培われてきたことに起因しているのではなかろうか?

近年、こういうことを言える大人が少なくなってきて、自分の思い通りにならないものは全て「誰それが悪い」「社会が悪い」「国が悪い」と、自分以外に責任を転嫁することが多くなってきているように思えてならない。

個性を重視するのは、「自分勝手なことをする」ということと同義ではないのだが、勘違いさせるようなことを教え込んでいるきらいがないとはいえまい。
人が見ていなければ、或いは誰がやったか判らなければ、破廉恥なことでも平気でやる。
そんなことでは、内なる神性は育たないから、結局自分がどこかで手ひどい損をする結果を招く。
平たく言えば、ブーメランということになる。

共通のルールを守っていてもなお溢れんばかりに輝き出るのが、個性なのだと思う。


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