2018年11月17日土曜日

凄い癌治療法


アメリカ国立ガン研究所(NCI)と米国国立衛生研究所(NIH)の主任研究員である小林久隆博士らの研究グループが、ネイチャーメディシン誌上にて、その開発を発表したことで、その治療方法が大きな期待を集めている。
この療法は、特殊な薬剤と「近赤外線」を使いがん細胞を破壊するもの。
近赤外線は、正常細胞に損傷を与えることなく生体組織内部に到達することが可能である。
ガン細胞に抗体薬剤を結合させ、近赤外線を照射することで、その細胞膜を破壊し、破壊後のすべての抗体が免疫系に露出することで生体内で超選択的(非特異的)ながん細胞の死滅だけにとどまらず、破壊されたがん細胞の残骸に含有されるがんの特異的抗原に免疫反応を惹起するため、照射した箇所以外のがん細胞や転移したがん細胞にさえ効果を及ぼす可能性がある。
手術・放射線・抗がん剤などと違い、患者の体への負担を与えることなしに、第4ステージのガン細胞まで一気になくしてしまうというから凄い。
日本でも治験が始まったらしい。

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