2018年11月5日月曜日

西洋版ナマハゲ

ハローウィーンの騒ぎは過ぎて、今度はクリスマス。
日本における「ナマハゲ」のようなものが、ヨーロッパの「クランプス」。かなり恐い。

クランプスは悪い子供に警告し、罰を与えると信じられている。
ドイツ及びオーストリアにおいて、その祭りの時季になると街中に出てきて暴れまわる。
伝統にのっとり、12月の最初の2週間、特に125日の晩に、若者はクランプスの扮装をして、錆びた鎖と鐘を持ち、子供と女性を怯えさせながら通りを練り歩く。特に若い女性へのクランプスによる鞭打ち(蒲の笞による)を伴う伝統があるから、若い女性は追いかけられて逃げまどう。
クランプスは通常、悪い子供を連れ去り、地獄の穴に投げ入れるための籠を背負ったイメージで表される。そして、鞭を振るいながら、子供を捕まえて、親の言うことを聞くように、勉強するのだぞと厳しくさとす。
手作りの仮面の製造には相当程度の努力を要するため、村落の多くの青年がクランプスの行事に参加するのだという。


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