2019年2月10日日曜日

またまた逃げ回るのだろうか


米朝首脳会談が近いという。
朝鮮戦争というのは、実のところは米国と中国の人民解放軍の戦いであった。
南北の朝鮮人トップであった李承晩も金日成も逃げ回っていたのである。
半島の歴史は、いつも自分たちが矢面に立って戦うことなく、強国を唆してその背後で旨い汁を吸うことを画策したことは、遠く元寇の役のころ以来変わらない。
米国軍からも中国軍からも、芯のところで信用されていない。

朝鮮戦争でも、李承晩は北朝鮮の侵攻直後から逃げてばかりで、北朝鮮軍がまだ、ソウル近郊にも達してないのに釜山近くまで逃げて行方不明状態になった。
太田付近で米軍の少尉に見つかり説教を食らうと、韓国軍の指揮権を米軍に委譲すると言って、
さらに列車で逃走した。
とりあえず安全で敵も遠かった釜山近郊でさえも、すぐそばで、米軍の大砲の試射音がしただけで、李承晩は顔色を変えて日本に行くと言い張り出した。
日本に侵攻しようと画策していた背後を突かれて北朝鮮に攻め込まれたのに、凡そ恥というものを知らなかった。
アメリカ軍の大佐から、あんたの部下は戦ってるよと長々と小言を言われたが、臆病風に吹かれた彼は、思いなおして勇敢に戦うということはなかった。
その当時日本にいたマッカーサーも呆れ果てて、当然のことながら、何があっても日本には上陸させないと打電した。
それに対して李承晩は、北九州がダメなら、島根、鳥取でも良いとアホな返電をしたのだという。

一方金日成も、緒戦では勢いがよかったけれど、米軍の反撃が始まり、米軍が仁川に上陸すると慌てまくり、まだ平壌から米軍は遠いのに、中国国境まで不眠不休でひたすら逃げまくった。
国境線で鉢合わせした中国軍司令官の膨徳懐に、列車から引きずり降ろされてビンタを3発食らわせられたのだという。

さらには、膨徳懐に「もう、戦ってるのは中国兵だけだから、我々の戦争だ。お前は命令書に名前だけ書いてろっ!」 と一喝されて指揮権を剥奪され、それに「ええ、同志に任せます」と諂い従った。

開戦直後から、南北ともに軍最高司令官が逃げ出し、指揮権を奪われた屈辱民族だった。
南北両方とも、実際に見た人達の証言が中国・ソ連、米国それぞれに残っているので、疑いようのない「史実」であるが、南北共にそれに知らぬふりをして、現在のところ威勢だけはいい。
第2回目の首脳会談では文大統領は必要ないとして外されたのか、得意げな顔がでてこない。

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