2019年7月13日土曜日

自らが選んだ苦しみなのでは?


苦し紛れに小手先の策を弄して何とかしようと藻掻いているらしいが、手詰まり感は否めない。
苦肉の策というのは、苦し紛れに出す策ということではない。
本来の意味は、敵を欺くために自分の身や味方を苦しめること。 苦肉の策敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと、ということである。
自国民を欺いてまで北朝鮮との統一を図るというのが本音だったのではないかと窺わせる文大統領の思惑は、成功の寸前まで行ったのではないのか?
自国経済を衰退させ、北朝鮮のそれに近づけることで統一を容易にするため、財閥や自国軍の組織を弱体化させるべく励んでいたようにすら見えていた。
案に相違して、北朝鮮は米朝会談で済むことに韓国は口を出すなと公言するし、北朝鮮が核兵器を廃棄することで米国と合意すれば、在韓米軍を撤収するという戦略は十分に可能となる。
そうなったら韓国の存在意義は失われ、大陸の辺境の属国として埋もれてしまう道しか残らない。
よほどのおバカでない限り気づいて当然である。
戦略的思考皆無で無作法に動き回ってきたが、焦りまくって何とか口実をつけて保身の道を探るしかなくなった。ホワイト国からの除外に対する対応も、国民に対するジェスチャーなのではないかと疑わしく感じられてならない。

日本が韓国に報復措置をしたと騒ぐが、時系列を追って論理的に考えたら、そんな判断が出てくること自体がおかしい。
差し押さえた資産を売却して、日本側に実害が出たから報復というのなら解かるが、ホワイト国除外というのはそれ以前の段階での措置である。
戦略物資の使途についての説明を日本側が度々求めていたのを無視し、G20までと期限を伐っての返答要請にも応じなかったから出されたのである。

とにかく韓国側の対応を聞いていると、頓珍漢なことしか聞こえてこない。
・世界の貿易に影響を与える?
安全保障上の問題点はないことを韓国側がきちんと説明できれば終わることではないのか?
それが滞り韓国製の半導体が生産できなくなっても、代わりに生産できる国は沢山ある。
価格競争力でいったら中国は韓国を圧倒するし、高品質のものをというなら米国産や日本産がいつだって対応できる。
・韓国産の製品に追い抜かれそうになった日本が、韓国に嫌がらせをしている?
実態を評価することが彼らにできるなら、素材にしろ部品にしろ工作機械にしろ、韓国は日本製の物に頼っているのであり、単に組み立てた完成品の輸出が日本より多いというだけではないのか。基礎研究や特許技術には、日本にまだまだ追いつけないのが実情だと解かっていないのか?
・韓国が報復措置をとったら、日本側の方が困る?
やってみればハッキリすること。韓国側の損害は日本側の300倍以上ともなろう。日本は大した被害とも思わず乗り越えられようが、韓国側は壊滅状態になるのではないのか?
・選挙目当てである。
選挙目当てであるというなら、日本の世論が圧倒的に今回の措置を支持しているのだということを韓国側も判断しているということであり、だとしたら、日本側がそれを撤回するわけがないと知るべきである。反論にもならない。
選挙が終わったら、本格的な制裁が始まる可能性の方が強いのである。
日本の野党も最初の内は批判がましいことを言っていたが、それを続けると国民からの反感を買ってしまうことに繋がると解かって、当然のことながら以後口にできなくなっている。

昔から言われる通り、韓国は最悪な時期に最悪な判断をするという悪癖から今も抜け出られない。冷静になって論理的にものごとを考えられず、感情的に激してしまうことそのままではないか。
日本への罵詈雑言を国を挙げて探している場合ではあるまい。
先日、大統領の招集によって一堂に会した大手企業のトップの面々は、口に出していえないだけのことで、大統領は一刻も早く日本に謝罪して事態を収拾してくれというのが本音なのだと思える顔つきに見えた。

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