2019年7月29日月曜日

どうしても結婚したいなら


LGBTのことが最近話題になることが多い。
人とは何か?ということについて憲法上で定義されてはいないと思うが、生物としての男女が区別されているとはいえ、身体的あるいは心理的に、それに違和感を覚える人たちがいたとしても不思議ではない。偏見でそういう多様性を否定するつもりもない。
人道を旗印にされたら、生物には現に雌雄があるのだとしても、表立って反論を唱えることは難しい。
しかし、同性婚を認めろと主張することにまでなるのなら、彼らが真っ先に取り組まねばならないのは、憲法改正なのではないのか?
真剣にそれを望むのであれば、そうせざるを得まい。

日本国憲法 第24条は、婚姻は両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない、としている。
厳然として存在する条文がある以上、同性の者が婚姻届けを提出したとしても、いかに愛し合っていようともそれは受理されない。
法解釈によってなんとかなる問題でもあるまい。民法も含め、法体系が大きく変わることになるのであるから簡単ではない。
婚姻は、子をなすことを誓約するものでもないから、婚姻という概念についても定義づけが必要となろう。
同性婚に同情的に合意する人たちも、口先では容認しても積極的に賛成しているとも思えない。
そういう人たちの大半は、憲法改正に反対していることが多いように感じるからでもある。
憲法は、9条だけではないのであるが、憲法という文字に触れることすら避けるのが現実なのである。

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