2019年7月18日木曜日

どこも助けてはくれないから


自国の実力を思いあがって過大評価し、人もなげな行為を繰り返していた結果「じゃあ自分たちでやってみろ!」と言われた途端、それは無理だと今更ながら気づいたというお粗末。
輸出優遇措置が外されたフッ化水素は、以前に自国生産しようと試みるも事故を起こし、その生産を諦めたのではなかったのか?
致死量が1.5グラムだと言われる猛毒物質を、ケンチャナヨ精神では管理できないと思い知ったのではなかったのか?
しかも自国での生産に反対運動を主導したのは文在寅氏だったことを忘れたとは言わせない。

自ら招いた窮状を自分たちで乗り越える努力をする前に、他国に泣きついて何とかしてくれと頼みこんでみたところで、「自業自得なんじゃないのか」言われて相手にもされない状態なのが実情であろう。二進も三進もいかなくて当然である。
普通に考えて、輸入に規制がかかってしまった3品目は、ドンピシャリ韓国経済の死命を制せられる素材である。日本だけの知恵でそれが発せられたと思うとしたら判断が甘すぎる。
北朝鮮もさることながら、ファーウェイ潰しの狙いが背後にある措置だと考えるのが普通の思考力であろうに。
即ち、米国は助けてくれないということである。
悪行を続けて来たとの自覚はあるだろうから、日本にお願いにくることはできずといえど、負け犬の遠吠え宜しく脅し文句を並べていてどうなる?
ワシントンに行ってどうなる?いつも見当違いで終始する見苦しい癖は治らない。

日本はこれまでに数々の貿易摩擦を乗り越えてきたのである。
いずれも国難と言っても良いほどの大問題であった。
日米貿易摩擦と呼ばれたものが何度もあった。
1960年代後半の繊維製品、1970年代後半の鉄鋼製品、1980年代のカラーテレビやVTRをはじめとする電化製品・自動車(ハイテク製品)などの輸出では、激しい貿易摩擦が起こった
そのいずれをも血の滲むような努力で乗り越えたのであるが、それに耐えきると今度は金融問題として襲い掛かったのであった。
プラザ合意の内容を平たく言えば、米英仏独が日本に円高を迫ったというだけの話に過ぎない。日本の円は安すぎる。だから、日本製品が世界に安く出回る。その結果、 欧米諸国は自国の製品が売れない。欧米諸国は円安のせいにして自国の産業の改善を後回しにしたのである。
これらは、もし韓国人であったら恨みとしてしかとらえず、そこにいつまでも留まるしかなかったであろう。
我慢して膝を屈することは恥ではない。努力している間に実力は蓄えられ、その試練に感謝するようなだって民度が高まる。
そしてますます敬意をもって遇されるようにだってなれる。他人のせいにして他を責める根性のままでは、そういう境地に達することはない。

韓国も日本の助けをあてにするのではなく、一度くらいは自分たちで必死になって努力してみたらどうか。
ましてや、大恩ある日本を敵だとまでいっているのであるから。

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