2019年10月21日月曜日

それでうまくいくとは思えない


かなりな頻度で、K党の宣伝カーがやってきて大音量のスピーカーから彼らなりの主張をひとしきり述べたてて去っていく。
車を停めるのは近所の公園近くで、そのあたりには人影が少ないとはいえ、周りは静かな住宅地であり、音量的には迷惑している人が多そうである。
意見を述べ立てるのを反対する気はないが、賛否は別にして、彼らの主張を聞いている人を見たことがないから、彼らが期待する効果は薄かろう。
言っていることは、消費税増税の反対である。消費税の増率は無い方が良いというのには賛成だが、その方法というのが説得力を伴っていないのではなかろうか。

大企業の内部留保を吐き出させれば増税は不要だという一点張りだが、企業の利益を内部留保するのは企業の経営の為に必要であろうが、その内部留保される利益というのは現金預金の形となっていることは殆ど無いのではなかろうか。
決算上の利益として計上されるのは、土地・建物・製造機械・車両・などなどの形になっているのであって、現金・預金のようなものではないのが普通なのではなかろうか。
仮に預金があったとしても、それは借入金の担保となっていようから、自由に引き出してしようすることはできまい。
宣伝カーの主張があざといと思うのは、会社の利益がどういうものか判らない素人に対して、
さもさも留保金というのが現金として金庫に眠っているような印象を植え付けるような話し方をすることである。
企業が力を失って雇用に影響を及ぼすことがあったとしても、それを意に介すことなく、どちらかと言えば国民の生活を考えるより前に、企業の力そのものを削いでしまいたいという目論見が優先しているようにさえ思えてならない。
まるで韓国の文政権が10大財閥を解体しようとしていることを彷彿させる。彼らが解体した後の経済をどうするかということは問題外で、どのように国内が混乱しようが構わないと思っているのではないかと思われる動きと相通じているように、どうしても感じさせられてしまうのである。

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