2020年6月17日水曜日

見えないところで動くツール


ツイッターのアカウントが大量に停止されたというニュースが少し前にあった。
フェイク情報を大量に流して世論をミスリードしようとしていたからだとされる。
ズームというのもある。表向きはアメリカの企業ということになっているが、社長はもと中国人なのだという。
ズームを使って天安門事件に関する会議をやろうとしたところ、これに参加しようとした人たちのアカウントが停止されてしまったのだという。中国からの要請があったのでそうした、との説明があったのだというが、SNSというのは操作されやすいということなのだろうか?

これらのツールは安上がりで情報活動ができることや、書き込みをする人の情報が秘匿されていることもあって、隠れたところからならどんな卑劣なことも可能となるから、フェイクや誹謗中傷に使われやすいという難点がある。便利な機能をもっていても、悪用する人がいるのだとなれば、規制がかかるようになってもやむをえまい。

ファーウェイの使用禁止問題も、組み込まれるチップに情報抜き取りのプログラムが入るからだと言う人がいるが、そんなことが最初からばれるようなことをするわけはあるまい。
情報ネットワークを組み上げるのには莫大な費用がかかる。それを構築した後にはメンテナンスが必要となる。その段階になってから情報を抜き取ることなら簡単にできる。そうなってしまってからでは防御できないから、それを危惧するのは当然なのだと思う。
目先の安さに惑わされれば、取り返しがつかなくなることがあるということなのだと思う。

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