2020年6月3日水曜日

WHOが有効に機能しなかったとはいえ


新型コロナウイルスの蔓延が中国から始まったということについては、中国がどう言い逃れしようとも世界の見るところは一致しているのではなかろうか。
米中が互いに発生源の擦り付け合いをしているようだが、発生源はともかくとして、感染が爆発的に広がったのは中国からなのだということを否定することはできまい。
昨年9月にはもう、中国ではウイルス感染を認識していたことが状況証拠として浮かび上がってきている。しかもその感染者の大々的増加を予想したかのように、世界が何の対応も考えていなかった12月の段階で、大量のマスクの確保を始めていたのだともいわれている。
その一事だけでも、感染者が増えることを十分に理解していたのだということは明らかである。
パンデミックの危険性を予測しながら、WHOと組んで隠蔽しようとしたことが、世界中からの非難を浴びる原因となっているのである。
保菌者が多数いることをわかっていながら、海外旅行に制限を加えなかったことも、無責任の誹りを免れ得ない。

日本のマスコミは、これを中国に結び付けることを極端に避けているようだが何故なのだろう?
クルーズ船の来航時、中国経由の感染者があったことは判明している。
中国の擁護には熱心であるとしても、異常過ぎないか?
マスコミが誉めそやすのはK防疫であるが、その根底にあるのは監視社会の構築そのものの策だと思うのだけれど、それにも決して触れない。日本のマスコミが一番嫌うのは、自由を制限される恐れのある監視体制ではなかったのか?

政治問題化させるべきでないという中国の主張は受け入れるとしても、科学的調査を拒否しているのでは、感染防止に対し説得力を全く持たないのは言うまでもない。
隠蔽していることが他にもあって、それが明らかになると困るのだという疑いさえ想起させる。
感染拡大の責任を日本に押し付けようと目論んだ節もあるが、流石にそれは無理筋で、その主張は続かなかったが、韓国はウイルス問題が起こった初期から検査キットを大量に用意したこともあって、これから先に責任を押し付ける口実にされかねない恐れは多分にありそうだ。
中国の言うことを信じなかった台湾だけが、見事にそれを防げたのだということが、事実として残った。

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