2020年9月10日木曜日

新聞とTVだけでは動かせない

 

戦後間もなくに小学生として学校に上がった時代に育ったから、今にして思うと日教組に加入している教員の偏向的授業に晒されていたということになる。

無垢の状態であったにも拘わらず、長じてみれば、左翼的思想に染まった者の割合は少なかったのだと思う。何よりも野党を支持する国民が少ないことが、それを証明している。

それはそうだろう。自分で物事を判断することのできる知性が身につけば、左翼的な社会が人を幸福には導かないことが嫌でも判る。

耳障りの良い言辞に惑わされて洗脳状態でオルグ化された者であっても、ふと我に返る。人間の理性というのは、そういうものであろう。

 

新聞やラジオくらいしか情報源がなかった頃は、素直な国民を簡単に誘導できた。

その名残が今のアンケート調査というものであろう。ある程度は狙い通りの結果を出せるような手法があるらしいが、調査対象人数が余りにも少なすぎる。

メディアはI氏が首相候補人気のナンバーワンだというが、そんなことを信じている人は殆どいない。

何よりも彼を擁立しようとする仲間の議員数が少ないことに如実に表れている。信頼して集まってくる仲間が少なくては、その後の政治を維持できない。総裁選に立候補するための要件である推薦人ですら、自派閥で3人も署名しなかったという。勝ち馬になれないことの自覚はあるらしいが、それに対して泣き言にしか聞こえないような説明しかできないのでは、残念過ぎる。

主張していることが野党の党首と殆ど変わらず、場合によっては共産党とさえ同じような論理構成で話をするから、それでは信頼を得られるわけがない。思惑含みのマスコミ受けしているだけではどうしようもあるまい。

ネットでの多人数の対象者からの反応をみれば、一目瞭然である。彼らは冷静・公平に判断しているから、新聞やテレビでの報道に惑わされない。知られないように隠してきたことでも、多くの国民は知っているのだと思った方がよい。

国民不在の選挙だということに持ち込んで、何とか楔を打ち込みたいらしいのだが、そう主張する根拠が脆弱すぎる。民主主義を前面に出すのなら、数の論理は避けられない。

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