2020年9月11日金曜日

期待されていない?

 

自民党の総裁選を議員だけでするのは民主的ではないと責め立てたこともあって、合流新党が党首選挙をネット投票でしようと浅はかにも考えた。

 

立憲民主党と国民民主党が合流することに関連し、3日時点で149人の議員が宣誓書を提出して参加を表明した。代表と新党の名前を決める選挙が10日に実施される。代表には枝野幸男・立憲民主党代表と泉健太・国民民主党政調会長が立候補している。しかしこの選挙には国会議員しか投票権がない。
 そこで「立憲パートナーズ&国民サポーター」がネット投票できる試みが9月5日に投稿メディアのnoteに公開され、次第に拡散されて続々と投票がなされた。<野党代表選「ネット投票」あなたも投票できる!>というサイトだ。野党議員が悪乗りして、深く考えもせず自分たちでそのサイトを拡散してしまった。

日刊ゲンダイ記者が初めて投票結果を見たのは9月6日午前10時頃だというが、この時点では枝野氏69票対泉氏90票とやや泉氏がリードしていた。泉氏リードに意外な気もしたが、7日15時の「開票速報」では枝野氏844票、泉5990票と、大きく差が開いていたという。結果的には、その差が10倍になってしまっているらしい。勿論、枝野氏の票の方が少ない。

そこで大慌てで「これは党とは関係ない」と否定したが、取った作戦が情けなさすぎる。自民党を批判したかったのだろうが、火の粉は自分たちの方に降りかかった。

日本の政治は国民に選ばれた議員による代議員性である。党首はその党に所属する議員が決めることは当然なのに、それがどうして民主的ではないということになるのか?

ダブルスタンダードでものをやろうとすると、ブーメランは必ず返ってくる。

折角合流したのに、新党には期待しないという反応は75%ということであり、支持率はあがらない。まっとうな政治と口にするが、誰も信じていないということであろう。

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