2021年6月20日日曜日

発表をそのまま信じられないから

 

中国南部、広東省にある台山原子力発電所について、原発を建設したフランスの企業の親会社である大手電力会社は、台山原発からの放射能漏れに危険性を感じたらしいが、運用を担う中国の会社が当局の規制に従って(危険基準値を変えた?)、ガス状の放射性物質を外部に放出したものの、基準の範囲内であって事故ではないとしています。中国の発表には、どうしても隠蔽があるのではないかとの疑いをもってしまう。日本にも多大な影響を及ぼすことである。

中国のメンテナンスや運営は、どうしても信頼しにくい。

これについて原子力規制庁は、沖縄県をはじめ国内各地に設置されている放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化がないかを注視しているという。
今のところ、モニタリングポストの値に有意な変動はないということであるが、中国共産党の言うことを鵜呑みにはできないし、こと中国に関することとなると、日本のマスコミ報道も全幅の信頼を置きにくい。武漢ウイルスの例をどうしても思い起こしてしまう。

日本人は、笛を吹いている人に踊らされ過ぎてしまうきらいがある。

 

原子力工学が専門で、名古屋大学の山本章夫教授は、トラブルの状況や放射性物質の放出量など、詳しく分かっていないことが多く、はっきりと言えないとしたうえで「核燃料は被覆管と呼ばれる金属製の細長い管で覆われているが、この管に穴があくなどの損傷が起きると、ガス状の放射性物質が出てくる。このガスは冷却材である水に流れ込み、一般的にタンクにためて減衰させたうえで、外部に放出されることになるが、損傷の度合いなどによって、放出量が変わってくると考えられる。日本の原発でも、被覆管に小さな穴があくトラブルが起きることはあるものの、今回のトラブルが、どの程度のものだったかは、はっきりしていない。

日本国内への影響が大きくなるおそれは低いと思われるが、注視していく必要がある」と話しています。

日本が福島の処理済み放射性廃棄水の海洋投棄を発表した際に、中国は何を言ったのか。

日本の安全基準は遥かに厳しいのであるにも関わらずである。

中国の原発は、黄海を挟んで朝鮮半島のすぐ近くに20基を越えてある。先進技術の管理に杜撰だとしか思えない中国の原発は、日本の原発処理済み排水の脅威どころの騒ぎではあるまい。韓国が宗主国様に対して何が言えるのか見ものである。

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