2021年6月5日土曜日

56もの民族を抱えている

 

日本では報道がスルーされてしまうから一般国民は意識することも無く安閑としているようだが、中国共産党の一党支配による脅威は見逃しにしていてよいものではあるまい。

中国国内のジェノサイドと呼ばれる行為は、対岸の火事くらいに思っているようだが、戦狼外交の脅威は尖閣に限らず迫ってきている。かの国の支配下におかれたらどのようなことになるかくらいのことは知っておいた方が良い。

中国が援助の支配にとりかかる大前提は、キーパーソンの取り込みである。中国国内でもそうだが、中核になる人を篭絡すれば、一般国民などはどうとでもなるというのが根底にあるようだ。

金の力と軍事力で脅せば、抵抗すらできないで、国ごと取り込まれてしまう。

一帯一路戦略で味を占めたのか鼻息が荒かったが、このところ綻びを見せている。

なにせ単一ではなくて国内に56もの民族を抱えていて、最近ではウイグルを中心とした人権問題も国際的な指弾をうけている。

バイデン大統領になって、彼が家族も含めズブズブの関係にあるから中国を容認するだろうと期待したようだが、どっこいそうはいかなかった。米国内で共産主義が受け入れられることは、オバマ大統領当時とは様変わりしてしまっている。

よせばよいのに米国を軍事的に脅すような動きをするから、米国民の反発を買ってしまったようだ。このままでは冷戦状態に立ち入ってしまう可能性の方が高いが、米国及びそれと価値観を共有する自由主義諸国を相手にして、覇権を得られることはあるまい。

 

外国からの侵攻を受けたら大人しくそれに従えなどと平気で言う人がいるが、その後がどんな悲惨なものになるかには決して触れない無責任ぶりである。そんな言葉に乗るわけにはいかない。

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