2021年6月24日木曜日

ニタニタ笑いだけでは通用しない世界

 

真っ赤な嘘とは、明らかな嘘、全くの嘘のことを言う。

真っ赤な嘘が「赤色」である理由は、「赤」は「明らか」と同源で「全く」 「すっかり」などの意味があるためであるとされている。「赤の他人」などの「赤」も同様である。

赤っ恥は、恥を強めた言い方で、多くの人の前で受ける恥。まるはじ。あかっぱじ。

 

どっかの国に外交の天才ともてはやされた人がいたが、そんなことに天才などという言葉を使う国は他にはあるまい。

外交というのは嘘を言って騙すことと同義ではない。国益を目指し駆け引きをすることはあっても、根底に誠実さからくる信頼を得られることなくして成り立つことではない。

ニタニタ笑いが通用するような世界でもない。

嘘を教え込むことで自国民は騙せても、当然のことながら対外的には通用しない。

嘘は言うし約束は守らないということで、段々諸外国から相手にされなくなってきている。

勿論、自分たちが信じているような国際的地位があがるわけがない。

G7サミットにお呼ばれしたことで、G7国級の先進国となったと自画自賛しているが、本会議に出席できたわけでもなく、評価が上がったわけでもない。

経済を支える基幹産業も、自国だけで成し遂げたようなことを言うから、それなら自分たちだけでやってみろと、技術や素材、工作機械の供給を制限されたら途端に行き詰る。基礎研究の部分が脆弱だから、短期間では対処できない。

インフラも老朽化してきてメンテナンスは喫緊の課題であるが、先進国を僭称してはいても実際には自国にその能力がない。その技術提供を要請しても、それに応える国は現れない。長年にわたり信頼を損ねるような行いにばかり勤しんできたのだから仕方ない。

ありもしない技術があると錯覚して自己卑慢してきたから引っ込みがつかなくなり、自国でなんとかしなくてはならないが、できないことが多そうである。

日本が作った施設が多いけれど、日本に頭を下げることなぞ面子にかけてもできまい。

0 件のコメント:

コメントを投稿