2021年7月17日土曜日

内陸部に核基地?

 

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は30日、中国が北西部の砂漠地帯に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の地下格納庫とみられる施設を建設していると報じた。

衛星写真に写りこんでいるらしい。

施設は119カ所に上り、中国による核戦力の大幅な増強を示唆している可能性があるという。

核ミサイルは固定基地から発射しようとするとピンポイントで攻撃されてしまうので、移動式のミサイルや潜水艦発射式のものが多くなるのだという。そのためには小型化する必要が出てくる。大規模な被害を与えるためには大型のミサイルの方が効率的である。

核兵器は抑止力としての働きしか期待できないと言う人がいるが、こと中国に限っていえば、彼らは使いかねない。人口が多すぎるから、党の幹部だけが生き延びれられれば良いのだと考える可能性が大きい。他の諸国とは発想が違うのだということを想定しておいた方が良い。

 

世界の核兵器1万3千80発であると言われ、前年比微増。中国は30発増。 ミドルベリー国際大学院ジェームズ・マーティン不拡散研究センターが商業衛星写真に基づいて分析した。それによると、甘粛省玉門市の北西にある砂漠地帯で、核弾頭を搭載した弾道ミサイル用の既存の発射施設に酷似した施設が119カ所建設されていた。

囮用格納庫の可能性もあり、実際に何発のICBMが配備されるかは不明だが、中国は核兵器250~300発を保有しているとされる。
 同センターの核専門家ジェフリー・ルイス氏は、中国のほかの地域でも建設されている格納庫を加えると、建設中の施設は145カ所に上ると指摘。「中国は米国の先制攻撃を生き延び、米国のミサイル防衛網を突破できる抑止力の保有に向け、核戦力を増強している」と分析した。

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