2021年7月30日金曜日

ますます地球が暑くなる

 

暑い日が続き、電力不足にならないかを心配しながらクーラーのお世話になっている。

 

地球温暖化対策として脱炭素が叫ばれるようになったけれど、火力発電から脱却するのは難しそうである。

そうはいっても原子力発電は万一事故が起こったときのリスクが大きすぎるとして、これに向かうことは制限されるに違いない。

事故が起こることを避ける対策を講じて使用している近代文明の利器は、飛行機・自動車・高速鉄道などいろいろあるが、人命を優先するということでは比較できない。

生産コストが安くつくという説明も説得力を失った。

表だって上げることができない理由の一つに、核兵器という安全保障上の大命題があるが、それを無視できないから、原発がなくなることはなさそう。

 

太陽光発電というのが有望視されたが、これもコストが安いという説は覆えされた。

熱海の土砂崩れの原因として取り沙汰されることになったことも含め、メンテナンスに想像以上の費用がかかる。誰も使用していない砂漠に施設を備えたらどうかというのは、砂が表面に被ったらどうにもならなくなるという弱点が大きすぎる。日本では火山の噴火による降灰被害を考えなくてはならない。

 

風力発電は、風車の出す重低音が問題となる。健康被害がどうなるかの答えがまだない。

台風により設備が破壊されることは、言われるまでもなく想定されるリスクとなる。

 

ゼロリスクなどありえないということになれば、何をどこまで許容するかということになるが、それが話題にあがることはまだ先のことになりそうだし、なにをやるにも反対する勢力が出てくるから、結論を出すには簡単ではない。

 

前から言われているように、海中から無尽蔵に採取でき再生も可能だというマグネシウムというのは検討されないのだろうか?マグネシウムであれば、既存の火力発電所で対応できるというメリットもある。

メタンハイドレードというのもあるし、小川を利用しての小規模の水力発電というのも有効らしい。

全く新しい発想で対処することが可能となる時代となったのだから、既得権にとらわれることなく既存概念から勇気をもって脱却しないと、間に合わなくなる。

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