2021年7月7日水曜日

思ったほどは負けなかった?

 

都議選が終わり、また訳の分からない解説をする人たちがTVに出てきて得意顔でもっともらしい理屈をつけて自説を述べている。今回の結果でみると、勝者はいないのだとか。

な~にを言っているんだろうね。

議席を増やした党が勝者で、減らした方が敗者である。

自民党が過半数を得られなかったから敗者だとしたいのだろうが、ほっとしているのは野党の方なのではなかろうか。

できもしないオリンピック中止を公約にして選挙戦に臨んでいたが、もしも議席数を確保して本当に中止せざるを得ない立場に立ったら、どんな手が打てただろう?

投票率が上がらないことで、組織票頼みの議員数でそこそこに治まることを見越してのアリバイづくりだっただけで、この先も言いたい放題をし続けられることになっただけである。

オリンピックをやれば、それに関連してコロナ感染者は出るだろうが、「それ見たことか。だから言わんこっちゃない。」と言うだけで終わる。

コロナを抑える方策は、日本の法制下では強権を発動することは無理である。そういう法をつくろうとしたら、真っ先に反対するのが彼らなのである。

要するに感染者を抑え込む案など持っているわけではなさそうである。

なぜなら、国民の半数近くはワクチン接種を受けることに積極的ではないのである。

 

強いて勝者と呼ぶことができる者が居るとしたら、それはマスコミとそれに与する考えを持っていた人たちであろう。

事前予想で自民党が勝ちそうだと報道し、それなら選挙に行かなくても大丈夫だと思わせることで、投票率を下げることに成功した。

議会が多数決でものを決めにくくすることが狙いなように見える。

独裁国家がものごとを早く決められることを良しとする論調にもっていくのに好都合だからであるとしているように思えてならない。

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