世界保健機関(WHO)は5月31日、世界中で感染拡大を助長しているコロナ ウイルスの主な変異株について、地名ではなくギリシャ文字のアルファベットを名称として用いると発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスは、「SARS-CoV-2」と呼ばれる。このウイルスはコロナウイルスと呼ばれるグループに属しており、ほかにも人間に感染するコロナウイルスは存在する。SARS-CoV-2は、今世紀に入ってからパンデミックを引き起こした3つ目のコロナウイルスだ。
発生地の名前をつけると偏見を呼ぶからだと理由付けしているが、殊更に中国の地名がでることを避けるためのように思えてならない。
武漢でコロナが発生したとき、台湾がその情報をWHOに報告したというが、WHOは何故かそれを無視し、結果として世界中に蔓延してしまった。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は2019年の11月あるいは12月に、中国・武漢市で発生した集団感染に端を発している。武漢には中国で最も重要な新型ウイルスの研究所があり、コロナウイルスの研究も手がけている。
この研究所は中国で唯一、バイオセーフティーレヴェル(BSL)のなかでも最も厳しい「バイオセーフティーレヴェル4(BSL-4)」の設備を備えている。ところが、武漢の研究所の一部の科学者はBSL-4ではなく、よりセーフティレヴェルの低い「BSL-2」の状態でコロナウイルスを研究していた。
こうしたなか19年11月、研究所に所属する3人の研究者が何らかの病気にかかって重症化し、入院を要するほど症状が悪化した。20年2月には、中国のある研究者がプレプリント(つまり査読も掲載もされていない論文)を投稿した。COVID-19の原因となるウイルスが、研究プロジェクトの一環として人間の手によってつくられ、実験室から流出したのではないかと示唆する内容のものだった。
その生物学的な性質がゆえに、SARS-CoV-2は人為的な改変を受けておらず、自然由来であることが強く示唆されている。つまり、野生動物から直に人間に感染するか、あるいは最初に家畜に感染してから人間に感染する「人獣共通感染症の波及」が発生した可能性が高いということだ。
中国が発生源だとする証拠はないというが、最近はその疑いが強いとするニュースが広まっている。少なくとも、初期感染者が出ていたことを隠蔽したのではないかということに対しては、かなりの精度がありそうである。
コロナウイルスがもしも人工的につくられたものであると証明されたら、それこそ世界大戦に結びつきかねない。
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