2021年9月23日木曜日

分らなかったことが段々浮かび上がってはくるが

 

8月は大東亜戦争に関する番組が多かった。

そろそろ、真実はどうだったかの検証をしてみても良いのではなかろうか。

聞かされていることしか知らないのでは、教え込まれている今の判断を、そのまま受け入れることは難しい。

 

負けはしない戦争だった!

七十年前のあの戦争は、本当に無計画で非合理なものだったのか?

そんなはずはない。

ロシアの脅威を逸らすために、その矛先を日本に向かわせ、日露戦争を画策した謀略家ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世をして、この男一人で20万人の兵力に匹敵すると言わしめた明石元二郎に勝るとも劣らない戦略家が第二次世界大戦の開戦前にいた。

 

勝算のない戦いに、やみくもに突入する決意をした陸軍は無謀であり合理的でなかったとされてしまっているが、 そんなはずはないと 近代史を研究する著者は「陸軍戦争経済研究班」の報告書を詳細に調査し、少なくとも陸軍は、科学性と合理性に基づいて開戦に踏み切ったことを知るとの研究結果を述べている。

 

秋丸機関と呼ばれた研究班は、第一級の英才を動員し、英米の経済力を徹底研究。 

報告書に基づいて策定された戦争戦略は、大本営政府連絡会議に上げられたのだった。

報告書の真相は戦後、意図的に歪曲化され、闇に葬られた。

そこには何が書かれていたのか。報告書の真の意図を探り、戦後の常識に一石を投じる驚愕の研究書がある。林千勝によるものである。

 

緻密に練り上げられたその戦略は、後に敵国であった英国のチャーチルや米国のスティムソン他の専門家によってでさえ、この通りに進められていたら日本が負けることはなかっただろうと言わしめている。

米国を巻き込まないで東南アジアにおける局地戦にとどめ、それも短期間で停戦に持ち込むことを主眼にしており、陸海軍共通の認識がなされていたのだという。

 

何故に緒戦において真珠湾攻撃を強行してしまったのか。

戦後に定着してしまっている評価というものは、洗い直してみる必要がありそうである。

Y.IK.F、悪人とされてしまっている松岡洋介なども、不可解なことが多すぎる。

 

負けてよかったのか、勝った方がよかったのか、それは判らないけれど、あまりに不可解なことが多い。開戦には反対だった天皇陛下を押し切れた動きとは何なんだったのか。

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