2013年4月19日金曜日

消える筈のものを掴み直してはならない


さまざまな体験によって自分を成長させたい人で、「困難だと思えるような修行が大好きな向上心の強い挑戦者」であれば別ですが、大抵の人は次々に起こる問題に対し、「どうして自分にはこんなことばっかり起こるのだろう。」と嘆くことの方が普通です。

それらを解決したり乗り越えたりする前に、諦めたり打ち負けてしまう人のほうが圧倒的に多い。

 

現象として現れれば、それで消えていくものなのだというのが真理らしいのですが、なかなかそうは思えなくて、折角消せるチャンスなのに、それを嫌なこととしてまた掴み直してしまう。

すなわち業としてしまう。消せないから業になるということです。

「現れたのだから、これで消えていくんだ。」と軽く放念すれば楽になるというのにです。


いくら辛いことが起きても、どんなにひどい状況になっても、それは自分が今生で消すために、自分で体験したい人生を選んできているということがわかれば、乗り越えられないことは何もないということがわかります。

神様は、乗り越えられないような試練は決してお与えにならない。

「大丈夫、大丈夫。」と、自分自身を励ますことです。

そして、それらを乗り越えれば、さらに人間としての厚みが増し、より強く、よりたくましく、人の気持ちがわかる優しい人間になれるのです。

人生に起こることはすべて意味があるといいますが、すべて乗り越えられるから起こるのです。
それでなくては、生まれてきた甲斐がない。「大丈夫」なのです。

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