2013年4月19日金曜日

現存する江戸時代の堤防


長野県飯田市の「座光寺の石川除(いしかわよけ)」が、飯田市文化財に指定されました。
 
 

石川除は、天保2年(1831)に暴れ川で有名な天竜川と支流の南大島川との合流点に、地元住民の手で築かれた川除(堤防)です。

花崗岩を2段に積んだ構造で、確認されている部分は高さ3メートル余、全長約215メートルに及び、水門や水見台などもあります。

江戸時代の堤防は修復などで改変されたものが多いなか、石川除は当時の姿と特徴をよく残す貴重な文化遺産です。

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