2018年2月16日金曜日

子供の頃に聴いた記憶があるアリラン

オリンピック放映を見ていると、時々アリランのメロディーが流れてくる。
子供の頃、大人たちが歌っていたのを聞いた記憶があるから曲には覚えがあるが、それがどんなものであるかは知らなかった。

朝鮮の代表的な民謡なのだというが、由来に関しては諸説があるらしい。
一説に、李太王7 (1870) 年頃大院君が景福宮復興のために全国から徴発された労働者たちが、故郷を思って「我離娘 (アリラン) 」と歌ったのが発端だという。
地方によって歌詞と曲調に違いがあり「キンアリラン」「密陽アリラン」「珍道アリラン」などの種類があるとされる。
時代に対する反感や怨情を歌ったものが多く、旋律は聞くだに哀調をを帯びていて、明るさというのは感じられない。

アリランは、キキョウを掘る娘を歌ったトラジとともに、朝鮮民謡として朝鮮半島で最も有名なものの一つだとされているが、明るいメロディーのトラジと哀調を帯びたアリランは朝鮮民謡の代表作とされている。
一番の歌詞は民族感情の一つであるハンの感情を表すともされる。悲しい歴史があるのだろう。
歌詞に歌われているアリラン峠は伝説上のものであり、今あるアリラン峠は後に名付けられたのだとか。

よその国が選んだものだから文句は言えないが、気持ちが鼓舞されるものとは程遠いように感じる。


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