2020年5月21日木曜日

先祖に恥じないことをするのが大事なのでは?


歴史認識がかみ合わないのも無理はない。
韓国人と話をすると、その殆どの人が「自分の先祖は両班だった」という。
そんなことはどうだってよいと思うが、そんなわけはあるまい。
それでも、彼らにとっては重大事らしい。
そもそもの両班は、人口比で10%くらいであり、奴婢と呼ばれる奴隷階級が40%はいたとされる。
李王朝の末期になると、朝廷の財政は苦しくなり、金で身分を買えるようになっていたというから、そのころに両班になったということなら、解らなくもないが・・・
朝鮮ドラマというのを深夜放送で見させられることが多いが、時代考証などされていないから、煌びやかな衣装を纏った人物が登場するのを見るけれど、朝鮮は貧しくって染料を飼うことができなかったから、衣類は白か黒が殆どだったことは、西洋人が撮ったことで残されている当時の写真が証明している。
いずれにしても、貧しくて不潔な街並みの写真オンパレードである。

奴婢と漢字で書くが、「ノビ」と読む。身分制度は厳格であり、一般的に職業の選択の自由、家族を持つ自由、居住の自由などが制限されており、一定の年齢に達したり、その他の条件で解放される場合もあったが、基本的には牛馬家畜と同じ扱いであり、市場などで取引されていた。
世界の歴史でみると、奴隷というのが如何に非生産てきであったかがわかる。そんな精度の国が豊かでないのは当然であろう。
日本にもかつては奴隷とされた者が居たが、律令制の廃止とともに無くなった。
両班は、高麗・李氏朝鮮王朝時代の官僚機構・支配機構を担った支配階級の身分であった。

李氏朝鮮王朝時代には、良民(両班、中人、常民)と賤民(奴婢、白丁)に分けられる朝鮮王族以外の身分階級の最上位に位置していた貴族階級に相当する。
1690年代の両班は、人口の9.2%、賤民は37.1%
1858年代の両班は、70.3% 賤民は1.5%
財政が如何に困窮し、金で身分が売られていたかが判るが、両班は税金を納めることがないから、益々国は苦しくなる。役にも立たない四書五経を捏ねまわしているだけで、国民のことを考えた近代化が自力ではできなかったのが歴史事実である。

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