2013年6月1日土曜日

ショパンの子守唄が流れている


ピアニストである倅が、電気を消した隣の部屋でピアノを弾いている。ショパンの子守歌です。

 

ショパンは「子守歌」を1曲しか書いていない。

1844年に作曲されたこの曲は、ピアノ演奏上の技法がこらされた繊細な美しさを示す傑作で、左手の伴奏音型が殆ど変化せずに進行するが、流麗な4小節の主題が元となって変奏される旋律は、独奏的なあらゆる手法で彩られている。

小品のようではあるが、そこに盛り込まれた作曲技法はどれもが正に絶妙であり、静かに心に浸みわたってくるので好きです。

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