2013年6月22日土曜日

一足早く、季節の銘菓「水無月」を


家内は、ケーキを作るのが好きで、時間があると台所にこもりケーキを焼いています。

洋菓子を作る方が多いのですが、昨日は6月に因んだ和菓子を作りました。京の銘菓と言われている水無月です。

水無月(みなづき)というのは、6月のことを指すと、古文で習いました。

630日は「水無月」を食べる日ということになっているのだそうです。

1年のちょうど折り返しにあたるその日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」というのがありますが、
この「夏越祓」に用いられるのが、6月の和菓子の代表ともいうべき「水無月」です。

水無月は白の外郎生地(ういろうきじ)に甘く煮た小豆(甘納豆)をのせ、三角形に包丁で切り分けられた菓子ですが、それぞれに意味がこめられています。

上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、台となる三角の形は、暑気を払う氷を表しているといわれています。

ですから、縁起物の食べ物ということになります。

 

ピアノの練習を終えた倅と、PCで疲れた私への一服に、濃い抹茶を点てたのと一緒に、一足早い水無月が饗されました。

外は、ツユの晴れ間から急に天気が変わって、雨が激しく降っています。

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