2013年12月19日木曜日

影と陰について


 陽射しが薄くなって、少しでも暖かい日の当たる場所を求めて歩くことが多い季節となりました。

 ところで、影というのはシャドウの意味で使われることが多いけれど、もともとは光のこと。
 でないと、月影・星影・灯影というのがなんのことかわからなくなります。

 光の当たらないところは、陰といいます。

陰と言えば、日本にはとても素晴らしい言葉があります。
「お陰さまで。」
 なんていい響きなのでしょう。
 世の中、自分の力だけでなんでもも成り立っているのではない。

大きくは神仏などの偉大なものの陰で庇護を受けていることに気づき、謙虚にそれを受け止めたときや、まわりの多くの人達の協力があることを認識したときなどに感謝の言葉として口にされます。

 ちかごろ、自分のことばかりになってしまって、この世が対になっていることを考えない人が多くなってしまいました。

例えば、権利の主張のうらには義務の履行というものが付いてくるのであるし、
 陰陽・善悪・正負、あげればキリなくセットの言葉がでてきます。


 人智を超えた偉大なる力や、誰に伝えたらいいのかわからないときの感謝を表すとき、「お陰さまで。」と自然に口にできたら、素晴らしいことだと思います。

 向日葵畑に大きな熊ン蜂が飛び回っておりました。刺されるのではと恐れる人達が、キャーキャーとまるで害虫扱いをして追い払っておりました。追ったほうが危ない。


 花に止まった姿を見ると、足に沢山の花粉を付けていました。このお陰で花は受粉でき実を結ぶことができるというのに・・・

 

 

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